同じベトナム国籍の男性を殺害した男に懲役15年判決 「犯行は残忍で殺意は強固」「わいせつ行為を受け復讐心募らす」旭川地裁

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2022年2月、JR旭川駅で知人の男性を殺害した罪などに問われているベトナム国籍の男に懲役15年の実刑判決が言い渡されました。
 判決を受けたのはベトナム国籍のグエン・ゴック・トゥン被告です。
 グエン被告は2022年2月、JR旭川駅で、SNSで知り合った同じベトナム国籍の男性の首などを包丁で複数回突き刺して殺害した罪などに問われています。 
 13日の判決で旭川地裁の小笠原義泰裁判長は「被害者には17ヶ所の刺し傷などがあり犯行は残忍。多数の人が行き交う駅で犯行を行なった殺意の強固さは明らかで計画的かつ冷静に犯行に及んだ」と指摘。
 一方で「被告人は被害者から3度にわたる"わいせつ行為"を受けたことに怒りを感じ、復讐心を募らせていったことは理解できる部分もある」などとして、グエン被告に懲役15年の実刑判決(求刑懲役17年)を言い渡しました。