3年ぶり”インフルエンザ”流行…ピークは2月上旬?「世界的に人の動きが活発」行動制限ないことも原因か

UHB北海道文化放送

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新型コロナウイルスの新規感染が高止まりする中、北海道内では3年ぶりにインフルエンザが流行しています。2023年はなぜ流行しているのでしょうか。
 クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一 院長:「A型インフルエンザですね」
 道内では2022年12月中旬に1医療機関あたりの1週間のインフルエンザ患者数が基準値を超え、流行期に入りました。
 札幌市内のクリニックにも多くの患者が訪れていました。
 母親:「きのう保育園から帰ってきて寒気を訴えていた」
 クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一 院長:「まだ体熱いね」
 子ども:「おでこも熱い」
 クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一 院長:「お熱を出すばい菌がいないか喉で検査します。もうちょっと上を向けますか?5分くらいで結果が出ます。またお呼びします」
 検査の結果はインフルエンザA型の陽性でした。
 母親:「保育園で(感染者が)出ていたのでおそらくそこだろうなと思っています。私と夫が同じ家で暮らしているので防ごうと思っても防ぎきれない部分はあるのかなって思う」
 1月8日までの1週間、道内229か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1247人です。
 2022年と2021年の感染者は2年合わせてもわずか4人に留まっていました。
 なぜ3年ぶりに流行しているのでしょうか。
 クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一 院長:「2022年の夏からオーストラリア、南半球ではやり始め、その後、世界的にも人の動きが活発になってきたので日本にもインフルエンザが入っているのかと考えている」
 さらに国内では行動制限がなくなったことも原因の一つと考えられています。
クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一 院長:「最近発熱で受診する患者にインフルエンザの検査をすると半数以上に陽性者が出ている」「冬休みの期間に入ってから特に大学生、高校生、保育園でインフルエンザの感染が増えている印象を持っている」
 札幌の小学校では1月18日から3学期が始まったほか2月には雪まつりを控えていることなどから感染のピークは2月上旬ごろとみられています。
 クリニック・イン・ザ・モーニング 岡田純一 院長:「インフルエンザに関してはワクチンがそれなりに効果がある。2023年度ワクチンが比較的潤沢なので積極的に接種を検討するとよい」
 また新型コロナウイルスと同様、換気やマスクの着用など基本的な感染対策に効果があるということです。