「公共性高い情報」非開示に疑問の声も…コロナ対応検証委 11人判明北海道 病院も夜の街感染も拡大

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 東京では8月6日新たに360人。北海道内でも11人が確認され、全国的な感染拡大がおさまらない中、新型コロナウイルス対応を検証する2度目の有識者会議が開かれ、北海道や札幌市のこれまでの対応を検証しています。
 感染症対策の専門家や地方自治体、医師会などが、北海道や札幌市の新型コロナウイルス対策を検証する委員会。
 2回目は、前回出席者から寄せられた課題を改めて検証しています。
 有識者会議座長 北大公共政策大学院 石井 吉春 客員教授:「どの市町村で感染者が出たかは公共性の高い情報。開示されなかったのはどうなのか」
 公共性の高い情報の開示の方法などについて、改善すべき点があるとの意見が出されていました。
 一方北海道内では6日、新たに11人の感染が確認されました。
 札幌では合わせて6人の感染が確認され、症状が重い人はいないということです。
 このうち1人は集団感染、クラスターが発生している南区の林下病院の入院患者で、病院関連の感染者は合わせて18人となりました。
 またススキノの"夜の街"感染も1人増え、27店舗51人になりました。
 このほか、5日に1人の感染が確認された釧路市内の飲食店関連で新たに3人の感染が確認され、釧路市は対策会議を開き、今後の対応を協議しました。