12月12日から13日にかけて大雪に見舞われた北海道・岩見沢市。屋根に積もった雪が崩れ、勢いよく落ちていきます。
「午後1時半ごろの岩見沢市内です。真正面の道路は完全に真っ白となっていて、100メートル先がよく見えない状況です」(阿部空知記者)
上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、日本海側で局地的な大雪になっていて、2日間で降った雪の量は夕張市で68センチ、岩見沢市65センチなどとなっています。
雪の事故も起きています。
13日午前11時半すぎ、倶知安町山梨の山林で、スノーモービルに乗っていた40代の男性が「スノーモービルの下敷きになった」と一緒にいた男性から警察に通報がありました。男性は意識不明です。
男性は仲間2人と山でスノーモービルに乗っていたところ、突然沢に転落したということです。
13日午後4時に積雪が83センチに達した岩見沢市。積もった雪は平年の2.5倍の多さです。
「バス停の一部が雪で埋まっています」(阿部空知記者)
2日連続の大雪に岩見沢市民は…
「この2、3日どどどどっと降ったので大変でした。今(除雪を)2時間やりました」
「すごいですね。どうしていいか分からないです。一気に降っちゃったから、続けて。だから多いかなと」(いずれも岩見沢市民)
突然の大雪に、雪に慣れている市民も困惑気味です。
「去年と比べて今年は(雪が)多い。ここはもう住むところじゃないわ、本当に」
「暖房をたくので、油(の値段)も上がってるから、いかに節約するかで頭を悩ませている。床暖房を入れずに、コタツで対応している」(いずれも岩見沢市民)
この大雪で岩見沢市内の公立高校3校が臨時休校しました。
北海道中央バスは、岩見沢市内の6路線のうち2路線が運休となったほか、4路線で一部運休となりました。
「1時間半くらい(待っている)。授業に間に合わない」
「覚悟はしていたが、いざ自分がなってみると大変ですよね」(いずれもバスの利用者)
またJRは岩見沢駅構内で線路のポイント切り替えに不具合が発生し、一部列車が運休となっています。
14日は雪は弱まる予想ですが、屋根からの落雪や、路肩の雪山による見通しの悪さに注意が必要です。