「母親にもなんで長袖来てるのって言われました」北海道各地で真夏並みの暑さに_熱中症で救急搬送される人が相次ぐ…帯広では最高気温30℃と今年初めて真夏日を観測

UHB北海道文化放送

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 6月10日の北海道は、内陸で30℃を超えるなど、各地で真夏並みの暑さになりました。
 北海道内では、熱中症の疑いで救急搬送される人が相次ぎました。
 強い日差しが照り付けた北海道帯広市。
 最高気温は30℃と2025年で初めて、真夏日になりました。
 「急に暑くなると困りますよね。朝晩涼しいのに、お昼だけこんなの体ついていきません」(帯広市民)
 「母親にもなんで長袖来てるのって言われました」(帯広市民)
 6月10日の最高気温は、足寄町で31.5℃、新得町で31.2℃など、十勝地方を中心に13地点で30℃以上となり、熱中症の疑いで搬送が相次ぎました。
 この暑さで、北海道南部の江差町によりますと、小学5年の男子児童が体育の授業中に一時、意識不明となりましたが、現在は回復したということです。
 「強い日差しが降り注いでいます。肌を突き刺すような暑さです」(吉村直人記者)
 札幌市では、最高気温28.4℃を観測。
 2日連続で真夏並みの暑さになりました。
 大通公園西9丁目の遊水路は、涼を求めて多くの親子たちでにぎわっていました。
 「暑いです。(子供には)首まで隠れる帽子を被らせたり、UVカットのTシャツを着せている」(札幌市民)
 水辺はどのくらい涼む効果があるのか。
 サーモグラフィーカメラを使い、日向と水辺の温度の差を見てみると日向の地面は黄色く、40℃以上あるのに対し、水の表面は12℃程度と、涼しい様子が分かります。
 さらに、記者の水に入る前と後を比べると、入った後では、紫色に変わり、体の表面温度が、下がっている様子が分かります。
 6月11日は、季節外れの暑さは和らぎますが、週末は再び真夏並みの暑さになりそうです。