人の流れが変わった ススキノの新名所「COCONO SUSUKINO」開業から1週間…朝から楽しめる街に 若い女性客も

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11月30日にオープンした札幌市中央区の複合商業施設「ココノ ススキノ」。初日には約1500人の行列ができました。あれから1週間。
 「午前10時、ココノ ススキノにできた新しいカフェでは朝から女性客を中心ににぎわっています」(八木 隆太郎 キャスター)
 夜の街「ススキノ」で朝食。これまで、あまり見られなかった光景です。東京で人気のふわふわのパンケーキを楽しめるカフェでは、平日の朝にもかかわらず地元の人や観光客で行列ができていました。
 「明るく見える。ガラス越しだから何があるかわかりやすい。ススキノに子ども連れで来られる場所は今までなかった」(利用客)
 「想像以上に朝早い時間帯からお客さんが来ていることにびっくりしている。ここを起点に、ススキノに来たら元気になれるような街にみんなでしていきたい」(APRグループ 青木 康明 代表)
 4階のレストラン街で目立ったのは、ランチを楽しむ女性客の姿でした。
 「おしゃれで、とてもぜいたくです」(利用客)
 「いま7~8杯目。違うお店でも飲んで2軒目です。ここに来たくて、1日有給休暇を取りました」(利用客)
 地下1階の食料品エリアも大混雑。「ちくわパン」で有名な「どんぐり」では約8割の商品がココノ ススキノ店限定です。
 「ちょっと変わった商品があるのが魅力」(利用客)
 「お気に入りは『クイニーアマン』。この間食べておいしかった」(利用客)
 オープン以来、限定商品の中で一番人気なのが「マカダミアンクイニーアマン」。ザクザクとした食感が特徴で、多い時には1日約200個売れるといいます。
 「午後1時を過ぎました。地下街では女性客がビールを楽しんでいます」(八木 キャスター)
 「ススキノ」発祥の新鮮なクラフトビールを楽しめるビアスタンドです。
 「いま、友達になった」(利用客)
 「気軽に来られるし楽しいです」(利用客)
 昼間から楽しむお酒は?
 「誰が時間を決めたんですか? 朝飲んでも、昼飲んでも、いいんじゃないですか」(利用客)
 中には、フロアごとに“はしご”をしている人も。
 「上の階ではお料理を食べたくて、下の階ではお酒を飲みたくて。夕方には帰ります」(利用客)
 酒類の販売コーナーには、繁華街「ススキノ」の飲食店で働く人も買い出しにやってきます。
 「助かります。近所にあって、品物を見て買えるのでうれしい」(飲食店経営者)
 午後3時、客層はがらりと変わります。札幌市内の「アインズ&トルぺ」最大級の品揃えだというこちらの店舗には、学校帰りの高校生の姿も。
 「品物がいっぱいある。広いし、みんな来ている」(利用客)
 「ココノ ススキノができたから、若い子もいっぱい来やすくなった」(利用客)
 多くの人が訪れにぎわう一方で、待合広場などではごみのポイ捨てや飲酒などの行為も見られ、注意を促す張り紙も。
 「間もなく午後5時。2階の屋外テラスには20人くらいの人がいます。ススキノのシンボル“髭の看板”を撮影しています」(八木 キャスター)
 「近くで見るとより大きいし、外に出られる所はススキノではあまりないので、観光客にもいいかなと思う」(利用客)
 SNS映えする、新たなススキノの名所として定着しそうです。午後6時を過ぎると、さらに客層が変わります。地下2階のスーパーには会社帰りの人や、これから「ススキノ」で働く人の姿が。
 「店で足りなくなったミニトマトを買いに来た。これまでは本当に大変だった。コロナ禍で今まで行っていたお店がつぶれたり、スーパーもなかったので、新しくできて素晴らしいと思います」(飲食店経営者)
 「ココノ ススキノ」の開業から1週間あまり。「ススキノ」の人の流れは大きく変わり、新しい街の姿を見せ始めています。