1月6日、北海道函館市の沿岸で約4000トンのタンカーが座礁しました。
乗組員11人にケガはありません。
6日午後6時20分ごろ、苫小牧港から秋田港に向かっていたタンカー「さんわ丸」が恵山岬の沿岸から約20メートルの岩礁に乗り上げました。
函館海保によりますと、「さんわ丸」は灯油など約3800キロリットルを積んでいましたが、油漏れはなく、乗組員11人にケガはありません。
当時、現場は南西の風5メートルで波もなく、「さんわ丸」の所有会社は「悪天候などの外的要因は考えられない」と、何らかの人的ミスがあったとの見方を示しました。
7日午前8時40分ごろから満潮に合わせて「さんわ丸」を引っ張り出す作業が始まりましたが、まだ動かせていません。
海保は、座礁した原因や船体の損傷などを調べる方針です。