空港の至る所で、横になる利用客。
新千歳空港では、2月11日昼過ぎに10センチの雪が降り、この冬最も多い118便が欠航。さっぽろ雪まつりの最終日で、元々満席の便が多かった事もあり、観光客ら1650人程が空港で一夜を明かしました。
「お仕事にも?支障あります。困りますけど、でも雪まつりは良かったですよ」(大阪からの男性)
「まあしょうがない。覚悟して冬の北海道にきているので」(東京からの男性)
「つらかったです。12日の飛行機も取れなかったので、函館まで行って新幹線で帰ろうかなと思っています」(東京からの女性)
2月12日も機材繰りの影響で9便が欠航し、多くの便が満席となっているため、空港カウンターは混雑しました。
一方、11日から一転し3月並みの暖かさとなった12日の北海道。最高気温は、北海道南部の江差町で5.7℃と道内の8か所で5℃まで上がりました。
札幌では…
「車道には大きな水溜まりが出来ています。皆さんとても歩きずらそうです。中には迂回して通る人もいます」(狐野彩人アナウンサー)
「結構暖かいですね、雪も解けていて」
「全然寒くないです。脚出しても。きのうがあんな雪だったので、余裕です」
「車が水しぶきをあげてはねるので、泥はねするのが、それだけが嫌ですね」(すべて札幌市民)
札幌では、雪まつりの閉幕に合わせるかのように気温が上昇。最高気温は4.6℃と3月中旬並みになりました。
札幌市内の住宅街でも、大きな水たまりができ、下校中の小学生たちが、水を渡る場面も…。
「午後2時半です。道路の水たまりを流す作業が進んでいます」(狐野アナウンサー)
交差点では、排水溝の周りを雪割して、水たまりの水を排水溝に流す作業が行われていました。
また、住宅の屋根をみると雪庇がはみだし、今にも落ちそうな所も。
こちらの共同住宅も、雪庇がかなりせりだして危険な状況です。
この暖かさで、午前9時ごろ、札幌中央区のビルから雪が落ちて、通勤途中の女性にあたり、女性が軽いケガをしました。
道内は、13日朝には再び上空に強い寒気が入り、寒さが戻る予想です。