北海道後志地方の黒松内町で川の水が枯れた問題で、鉄道・運輸機構が札幌延伸のために進めている北海道新幹線のトンネル工事が影響したと、地元に伝えていたことが分かりました。
川の水が枯れたのは、黒松内町の「神社の沢川」です。
2024年6月、事業主体の鉄道・運輸機構が黒松内町に「水が枯れている」と伝え、付近で進めている新幹線のトンネル工事との因果関係を調べていました。
関係者によりますと、鉄道・運輸機構が2024年12月、黒松内町に「トンネル内で地下水が増えている」と報告し、川の水が枯れたのは新幹線のトンネル工事が影響したとの見方を示したということです。
鉄道・運輸機構は黒松内町に対し、川から家畜用に引いていた水が使えなくなった農家と補償の協議に入ることも伝えています。