イカのマチに久しぶりの活気です。
記録的不漁にあえぐ北海道函館市のスルメイカですが、10月下旬から突如、豊漁が続いています。
一体、何が起きているのでしょうか。
函館のスルメイカ漁と言えば深刻な不漁が続き、咋シーズンの取扱量は過去最低の317トン。今シーズンも初水揚げで200キロしかとれず厳しい状況が続いていましたが、なぜ今になって豊漁になったのでしょうか。
イカの生態に詳しい函館頭足類科学研究所の桜井泰憲所長は「海水が適温になり、イカの大きな群れが来遊しやすくなったのでは」と分析します。
「(豊漁が)1日でも多く続いてくれれば」(卸売業者「函館魚市場」美ノ谷貴宏さん)
漁火に照らされるイカのマチの願いは届くのでしょうか。漁期は2025年1月末までです。
笑顔の漁師のそばで元気に動き回る、函館名物のスルメイカ。
10月後半から突如、水揚げが増え、市場での取扱量はそれまでの数百キロから10トン以上になる日も多く、港が活気づいています。
「1週間くらい良かったよ、最高に。今までの挽回かなと思った」(買い付けに来た鮮魚店の人)