「お前ら言うこと聞け」桂田社長の性格 元従業員が語る 金にけちくさい パワハラ気質が事故招いたと指摘

UHB北海道文化放送

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北海道知床半島沖で26人を乗せた観光船が沈没した事故で、運航会社の社長が経営する宿泊施設の元従業員が取材に応じ、「社長は金にうるさかった」などとずさんな経営実態を語りました。
 宿泊施設の元従業員:「お金にはうるさいです。仕事で壊れたものを、『接着剤でつけて出して』と言う。そんなものお客様に出せます?」
 観光船「KAZU1(カズワン)」の運航会社、知床遊覧船の桂田精一社長は、観光船のほか宿泊施設の経営もしていますが、その宿泊施設で長く勤めていた男性は、UHBの取材でこのように述べ、今回の沈没は、桂田社長が金にうるさく、パワハラ気質の性格が事故につながったのでは、と証言しました。
 宿泊施設の元従業員:「とにかく自分から(金を)出すのが嫌いだから、事故にあったんじゃないかと思う」「(従業員を)人間扱いしていない。自分が偉いから、『お前ら言うこと聞け』みたいな」「そういうところでケチるからみんな辞めていく」
(KAZU1の「ワン」は正式にはローマ数字)