国後島で発見 2人の遺体 カズワン乗船"甲板員の男性"と"北海道の乗客女性"と判明 DNA鑑定で一致

UHB北海道文化放送

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北海道知床沖で26人を乗せた観光船が沈没した事故で、2022年5月、北方領土の国後島で発見された2人の遺体が、ロシア側のDNA型鑑定で乗客の北海道の女性と甲板員の男性であることがわかりました。
 政府関係者によりますと、DNA型鑑定でデータが一致したのは、甲板員の曽山聖さん(そやま・あきら、当時27)と乗客の北海道の女性です。
 2022年4月23日に知床沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故では、14人が死亡し12人が行方不明となっていました。
 国後島で5月に2人の遺体が発見されロシア側がDNA型鑑定を行っていましたが、鑑定結果が一致したと外交ルートを通じ連絡があったということです。
 日本への遺体の引き渡しは外交ルートを通じ調整中で、今後、海上保安庁が改めてDNA型鑑定を行うことにしています。
(「KAZU 1」のワンは正式にはローマ数字)