イヌ2匹を衰弱死させたなどとして、小樽市に住む20代の女2人が逮捕されました。
他にもあわせて10匹ほどの動物の死骸がみつかっていて、警察は動物愛護管理法違反の疑いで調べています。
送検されたのは、小樽市の谷口鈴音容疑者(23)と、松下結依容疑者(21)です。
2人は、一緒に暮らしていた小樽市赤岩の住宅で、2022年12月から2023年5月までの間に、飼育していたセントバーナードとフレンチブルドッグに餌や水を与えず、衰弱死させた疑いがもたれています。
2人が転居したあとの5月に、住宅内からセントバーナードが床に横たわり、フレンチブルドッグはオリの中で死んでいるのが発見されました。
2匹とも腐敗していたということです。
8月にも「悪臭がひどい」などと住民から通報があり、2人が現在住んでいる家から約10匹のイヌとネコ、2羽のインコの死骸などが見つかっています。
「(関係者が)イヌを入れるかごを運んでいた。たくさんいる様子だった(付近の住民)」
この家からは、生きたイヌやネコ、ハムスターなども見つかり、北海道が保護しています。
調べに谷口容疑者は「虐待していない」と容疑を否認、松下容疑者は容疑を認めていて、警察が経緯などを調べています。