北海道は2月15日に開いた新型コロナウイルス対策本部会議で3月の卒業式に出席する児童・生徒に基本的にマスクの着用を求めないことを決めました。
鈴木 直道 知事：「卒業式などにおいても児童・生徒・教職員はマスクを外すことを基本とする」
鈴木知事はこのように述べ、道内の小中学校などの卒業式でのマスクについて、児童・生徒や教職員に基本的に着用を求めない方針を決めました。
一方で、合唱や複数で行う「呼びかけ」では、マスク着用などの感染対策を行います。また保護者や来賓には着用を求めます。
この決定に街の人は…
街の人：「今回この子が卒園なのでとっても嬉しい。今までずっとマスクだったし、親も参加できないくらいだったので。表情が見えるというのはとてもいいことだと思う」
街の人：「個人的にはいいと思う。感染者数は若干落ち着いていますけど、亡くなっている方も多い。その辺の心理的な面をどう捉えるかはいろいろあると思う」
3年ぶりのマスクなしの卒園式に幼稚園でも歓迎の声が。
札幌市立中央幼稚園 山下 幸子 園長：「式典全体を通してマスクを外してもいいということになったので、より安心して私たちも修了・卒園式を迎えられる。表情を見てお互いに確認しあえる。うれしい時とか、顔を見てコミュニケーションをとることはこれからもっとできる」
子どもたちによっては初めてのマスクなしの卒業・卒園式。
国はマスクについて個人の判断に委ねるとしていて、道は着脱を強いるようなことがないよう、各学校などに指導するとしています。