知床観光船事故を受け 安全管理を再確認 避難や救命胴衣の使用方法も「基準を超えたら出航を控える…」

UHB北海道文化放送

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知床沖で小型観光船・カズワンが沈没した事故を受け、7月5日、斜里町ウトロで観光船事業者を対象にした教育研修会が行われました。
 研修会は旅客船運航会社などでつくる北海道旅客船協会が開いたもので、ウトロや網走の観光船会社などの従業員約30人が参加しました。
 参加者は運航中止基準や非常連絡の手段などを定めた安全管理規程を学んだほか、事故があった場合の避難誘導の方法や、救命胴衣の使用方法を再確認しました。
 4月に起きたカズワンの沈没事故では、運営会社に出航基準違反など安全管理規程に違反する行為が複数確認されました。
 北海道旅客船協会 坂口 睦実 専務理事:「運航基準を再度確認していただいて、基準を超えるような状況であれば当然、出航を控える」