前線を伴った低気圧の影響で、北海道は8月15日から道南や日高地方を中心に大雨となっていて、日勝峠では土砂崩れが発生し、立ち往生している車もあります。
八雲町のトワルベツ川にかかる建岩橋。
濁流は橋げた近くまで迫り、橋は途中で折れてしまっています。
そして、こちらは胆振地方の豊浦町の豊浦トンネル。
冠水したトンネルの中を車がゆっくりと進んでいます。
また16日午前7時ごろには日勝峠の日高町側で道路脇の斜面が崩れ、道路をふさぎました。
土砂崩れは複数の場所で起きたとみられ、少なくともトレーラー18台が立ち往生しているということです。
道内は15日から道南や日高地方を中心に大雨となっています。
16日午前11時までの24時間に192ミリの雨が降った奥尻町では町内全域、約2500人に避難指示が出されています。
町によりますと町内の複数の場所で土砂崩れが起きているということです。
また24時間で162.5ミリの雨が降った八雲町では、約3700人に避難指示が出され、町内の体育館などに135人が避難しました。
八雲町民:「スマホの警戒アラートが鳴って。避難は(人生で)初めて。川の近くだからやっぱりね」「ずっと八雲に住んでるけど(こんな雨は)一度もなかったです。」
また、町内の国道では道路に土砂があふれたほか、倒木で道路がふさがれている所もあり通行止めとなっています。
今後も大雨や土砂災害に警戒が必要なほか、日本海側と太平洋側西部を中心に竜巻や落雷にも注意してください。