「言葉にならない」記録的大雨で農業被害 出荷直前ヒマワリも泥だらけに カボチャや稲など被害拡大の恐れ

UHB北海道文化放送

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梅雨前線の影響で、大雨となった北海道。
 農地が浸水被害を受け、農作物に影響が出ています。
 6月29日、大雨により水があふれ出た旭川市のペーパン川。
 一夜明け、農家が片付け作業に追われました。
 農業用ハウス9棟が浸水し、収穫中だったヒマワリなどが水に浸かりました。
 被災した農家:「出荷しているヒマワリもあったんですが、大事な管理の時期だったので、非常にがっかりしている。500万を上回る被害額になりそう。何と言ったらいいか、言葉にならないですね」
 また、6月としては記録的な大雨となり、畑が浸水した北海道南部の厚沢部町。
 斉藤健太 記者:「大雨から一夜明け、水は引きましたが、丸太が散乱するなど、大雨の影響が出ています」
 畑の水は引いたものの、6月に植えたばかりのカボチャなどが、泥をかぶる被害が出ました。
 また、隣の江差町では、30日も水が引かず、麦畑や稲などが水に浸かったままの状態となっていました。
 江差町の農家:「いつもひどいけど、ここまでひどくなったことはない。早く水がひいてほしい」
 厚沢部町と江差町は、地元農協などと協力し、被害の状況の把握に努めています。