北海道の夕張市内にある郵便局が建物の老朽化により雪の重みで倒壊する恐れがあることなどから、12月21日から"一時閉鎖"されます。
日本郵便によりますと"一時閉鎖"されるのは 夕張市の若菜郵便局です。
1983年から「旧特定郵便局」として、その後「エリアマネジメント局」として営業を続けてきましたが、建物の老朽化が進み、壁が歪むなどしていて、雪の重みで倒壊する恐れがあることなどから "一時閉鎖" が決まりました。
再開の時期は未定で、日本郵便では近隣郵便局の利用を呼びかけています。
「えっ、うそって感じです。車がない人は非常に不便」(近隣住民)
「利用頻度の高い郵便局だったので、なぜなくなるのか。残念」(近隣住民)
「残念ですが、お客様の安全が最優先ですので」(郵便局長)
北海道内での郵便局閉鎖は2022年3月に"一時閉鎖"された礼文島の内路郵便局以来です。
日本郵便の郵便事業をめぐっては、2022年度に民営化後初めて営業赤字となり、総務省はハガキの郵便料金を63円から85円に、84円の封書を110円に値上げする方針を示していますが、人件費や配達コストの増加などが課題となっています。