24地点で"今年一番の暴風"…春の嵐で倒木や大しけ&空の便に乱れも 今後は「黄砂」飛来にも注意を 北海道

UHB北海道文化放送

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3月29日の北海道内は、広い範囲で雨と風が強まり、春の嵐になりました。
 大荒れのピークは過ぎましたが、3月30日にかけて黄砂が飛来する予想で、注意が必要です。
 新千歳空港では、午前中を中心に強い南風が吹き、羽田や成田を結ぶ便など合わせて45便が欠航しました。
 3月29日の北海道内は、発達する低気圧の影響で、広い範囲で雨と風が強まりました。
 最大瞬間風速は、北海道東部の斜里町ウトロで30.6メートルを観測したほか、釧路市で26.9メートルなど24地点で今年一番の暴風となりました。
 北海道釧路市では、街路樹の枝が折れて一部道路を塞いだほか、消防には、ソーラーパネルやトタンが剥がれそうなど、7件の通報があったということです。
 暴風のピークは過ぎましたが、太平洋側は大しけとなっていて、30日明け方にかけて高波に警戒が必要です。
 また気温が高く、雪解けによる低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意が必要です。
 そして、3月30日にかけて北海道に「黄砂」が飛来するおそれがあります。
 3月29日の夜、北海道南部に飛来し、30日にかけて北海道全域に広がる予想です。
 視程は10キロ未満、場所によっては、5キロを下回るおそれがあるとして、交通障害に注意を呼び掛けています。