廃線の町にできたデイサービス施設 運動療法・リハビリに特化

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エンターテインメント要素を採り入れた運動プログラムなどで、高齢者の介護予防と自立支援に重点を置いたデイサービス施設が、北海道日高町で開業した。半日単位で個々の状態に合わせたトレーニングを受けられるのが特徴。こうした施設は都市部以外では珍しいという。
 JR日高線が一部廃線になった昨年4月、旧富川駅の近くに、全国展開するスポーツジムのフランチャイズとして「ワイズ・パーク富川」はオープンした。終日かかる食事や入浴サービスは提供せず、運動療法やリハビリに特化した施設。日高地方では初めてという。
 元劇団四季の俳優が考案した、呼吸法や表情筋の運動などを盛り込んだデイサービスを週3日行う。また、水曜と土曜に参加費月額500円で町の介護予防事業「富川いきいき学校」の体操教室も開かれる。気軽に利用できるのが人気を呼び、計約100人が利用している。
 昨年末に開かれた「いきいき学校」には30人以上が参加した。唱歌「金太郎」を歌いながら左右の腕を異なる拍子で動かし、さらにテンポを徐々に上げる脳トレを取り入れた運動を楽しみ、たびたび笑いが起きた。夫と利用する女性(77)は、昨年受けたがん手術のリハビリが目的。「前はすぐに疲れて横になったが、ここに来てからずいぶん楽になった。おしゃべりも楽しい」