JAL機内食で有名温泉宿の味堪能 米沢牛や比内地鶏も

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日本航空の国内線ファーストクラスで提供されている5月の機内食(夕食)に、山形県南陽市赤湯の温泉宿「山形座 瀧波」監修のメニューが登場する。山形と秋田の旬の食材を取り入れた3パターンがこのほど報道公開された。
 日航は、羽田発着の札幌(新千歳)、大阪(伊丹)、福岡、沖縄(那覇)便にファーストクラスを設定。夕食には、有名店から監修を受けた都道府県ごとのメニューを月替わりで出している。今年4~5月は東日本大震災から10年ということで、東北地方の応援を特集。4月が岩手・宮城・福島、5月が山形・秋田と、異例の広域メニューとなった。
 メニューを考えたのは瀧波の大前拓也料理長だ。メインディッシュは①米沢牛内もも肉のローストビーフ②山形県魚のサクラマス③秋田名物の比内地鶏の3パターンで、いも煮や冷や汁、サクランボ、青菜、秘伝豆、舟形マッシュルームといった山形県産と、いぶりがっこにきりたんぽ、ハタハタ、ジュンサイ、根曲がりなど秋田県産の旬の食材を組み合わせた。ご飯には南陽市の農業生産法人・黒澤ファームの有機栽培米「夢ごこち」が選ばれた。
 大前料理長は「羽田―伊丹間は飛行時間が短いため温めるには時間が足りず、冷たいまま出しても楽しめる内容が前提となる。山形・秋田は食材が豊富なだけに、料理の組み合わせには苦労した」と話す。試作も20回はしたという。「気圧の変化で食べる人の味覚も変わる。経験のない大きなチャレンジだった」