「にゃん。今から行きまーす」 大阪の新図書館に響く声

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猫顔ロボットが借りたい本を探してくれる図書館が大阪府泉大津市の南海本線泉大津駅前に9月1日、オープンする。地元産品の販売コーナーが併設され、年200回ものイベント開催を計画するなど、目指すのは「図書館らしくない図書館」。いったいどんな図書館なのか。
 泉大津駅前の商業施設「アルザ泉大津」4階にできたのは市立図書館「シープラ」。3500平方メートルの広々した空間に、15万冊の本と500席が配置される。本を借りたい時は、パソコンで検索して、書架の番号が書かれた紙を印字する。ここまではふつうの図書館と同じ。通常は紙に書かれた情報を頼りに自分で本を探す。
 新図書館では印字された紙を専用機器に読み込ませると、アキバのメイド喫茶を連想させるような声が館内に響く。案内するのは地元企業が開発した自走式ロボット。顔の位置にあたるパネルに猫顔が表示される。
 「にゃん。今から行きまーす」
 ロボットについて行くと、紙に書いてあった番号の棚に着いた。
 「ご主人様、本はここです」と教えてくれ、ロボットは停止。「ご主人様、ありがとうございます。これで失礼いたします」と言うと、元いた場所に帰って行った。