仲良くドラ1の快挙、市和歌山高バッテリー「ニコイチ」の小園健太と松川虎生

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市和歌山高の小園健太投手と松川虎生(こう)捕手。中学時代からバッテリーを組む、大の仲良し2人はそろってドラフト1位指名を受け、「ほっとしています」と口をそろえた。
 最速152キロを誇る高校屈指の右腕、小園選手は阪神との競合の末、DeNAが引き当てた。「どきどきしながら抽選を見ていた」。今春の選抜大会に出場し、夏は和歌山大会決勝で智弁和歌山に敗れた。変化球も多彩だが、「勝負どころで変化球頼みになっていた。プロではもっと直球にこだわりたい」と言い切った。
 松川選手はロッテから単独指名を受けた。「1位とは思っていなかった。びっくり」。強肩だけでなく、高校通算43本塁打を放った強打も自慢。「ホームラン打者になりたいし、打率も残したい」と意欲満々だ。
 昨年は兵庫・明石商の中森俊介投手(ロッテ2位)と来田涼斗外野手(オリックス3位)が同じ公立高校から同時に指名されたが、同じ公立高校から2人が同時に1位指名されるのは、1984年の和歌山・箕島の嶋田章弘投手(阪神)、杉本正志投手(広島)以来、37年ぶり2度目のこと。
 2人は松川選手が小園選手の祖母宅を一緒に訪ねるなど私生活でも仲がいい。「2人でプロ野球選手になりたかったので、うれしかった」と小園選手。リーグは違えど、今後はライバルとなる。対戦に向け、小園選手が「しっかりと勝ちたい。投げる球種? 内緒です」と言うと、隣の松川選手は「一番いい真っすぐを待って、バックスクリーンに飛ばします」と笑顔で返した。