紅麹サプリ問題で小林製薬が会見 「プベルル酸」の報告めぐり弁明

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小林製薬の紅麴原料を使用したサプリメントが原因と疑われる健康被害が広がり、同社製の原料を使っている企業で商品の自主回収が相次いでいる問題で、小林製薬の小林章浩社長らが29日午後2時から、大阪市内で会見を開いた。会見は約4時間半に及んだ。
製品と原料の一部から検出されたとする「未知の成分」については、会社側は「構造までは見えてきた」としつつ、成分の特定には至っていないと説明した。ところが、会見途中、同社が28日に厚生労働省に対し、「未知の成分」は青カビから発生する「プベルル酸」の可能性が高いと報告していたことが、厚労省の発表で明らかになった。