衝突1.9秒前に急ブレーキ 台湾脱線事故、映像を公開

朝日新聞社

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台湾東部・花蓮県の列車脱線事故で、台湾当局の運輸安全調査委員会は6日、事故列車に搭載されたカメラの映像を公開した。線路上に転落したトラックとの衝突は、列車の運転士=死亡=が急ブレーキをかけた1・9秒後に起きていた。台湾テレビなどが報じた。
 事故現場は右カーブで最高制限時速は130キロだった。
 記者会見で調査委員会がカメラ映像などをもとに行った説明によると、運転士は約200メートル手前でトラックを認識した後、ブレーキをかけていた。映像では、列車はトラックと衝突したはずみで左に傾き、トンネル入り口左側の角に衝突した。
 台湾の捜査当局は、トラックを直前まで運転していた男性作業員を過失致死などの罪で起訴している。この作業員は、トラックを線路脇の未舗装道路にとめていた。その後、トラックは無人のまま約20メートル走行し、斜面から線路内に転落したとみられる。
 作業員は台湾メディアの取材に対し、「(トラックから降りる際に)サイドブレーキをかけた」と証言している。捜査当局はサイドブレーキが緩かったか、故障していた可能性があるとみて調べている。