加藤清史郎、市川海老蔵の一言で“役者一本”を決意!

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シネマトゥデイ

俳優の加藤清史郎が12日、スペースFS汐留で行われた映画『グーニーズ』4K ULTRA HD 化記念トークイベントに出席し、俳優として生きる覚悟を決めたきっかけが、歌舞伎俳優・市川海老蔵の言葉だったことなどを明かした。
『グーニーズ』(1985)は、落ちこぼれ少年団=グーニーズが海賊の財宝を探して奮闘するさまを描いた名作アドベンチャー。製作35周年となることを記念して、始めて4K ULTRA HD 化され、ソフトには藤田淑子、野沢雅子、古谷徹といった豪華声優陣による、1988年のテレビ放送版の日本語吹き替えが初収録される。
『グーニーズ』は名前こそ知っていたが未見だったという加藤は、コロナ禍の自粛期間中に本作を鑑賞。「実は、昨日も家族で観ました」とどハマりしたそうで、「シンプルに誰もが楽しめる冒険というテーマや、個性の強いキャラクターたちに惹かれました」と魅力を語った。
未知の世界を冒険する少年たちの物語にちなみ、イギリスに3年間留学していた加藤の“冒険”について質問が飛ぶ一幕も。留学理由について「英語がしゃべれるようになりたいということ。それからイギリスの演劇に触れたいということでした」と語る加藤は、「以前、『レ・ミゼラブル』という舞台に出たとき、稽古をつけてくれたのが全員UKチームで。英語が飛び交う現場で、僕も英語が理解できたらいいなと思って。彼らと直接くだらない話なんかもできたらいいなと思ったのが最初のきっかけでした」と振り返る。
イギリスでは寮生活を経験し、洗濯なども自分で行わなければならない環境だった。現地での生活を「冒険でしたね」と表現した加藤は、「至って普通の学校生活を送っていました。自然豊かなところで、天気のいい日は芝生で寝転がったり、サッカーをしたり。朝早く起きると鹿が通ったり。すてきな場所でした」と寮の仲間たちと絆を深めたという。その甲斐あって、英語は日常生活では困らない程度に上達したものの、現地のドラマスクールに通った際には「同年代の子たちと英語で即興芝居をやったんですが、話すスピードが速くて、聞き取るのが精いっぱいだった」と難しさも感じたという。
その他、ミュージカルの本場として知られるロンドンのウエスト・エンドでミュージカルを観劇したりするなど、「俳優としての将来」を見据えて暮らしていた加藤。そんな加藤が俳優として生きていく覚悟を決めたのは「中学一年生の冬か二年生になった直後だったと思います」と振り返る。舞台「六本木歌舞伎 地球投五郎宇宙荒事」で市川海老蔵と共演した際、稽古の最中に「将来どうするんだ」と尋ねられたそうで、当時野球部に所属していた加藤は、野球選手になるか俳優になるかで悩んでいた。
海老蔵からの言葉は「お前、野球選手になってそのキャリアをつぶすのか。俳優になれば野球はいくらでもできるぞ」というものだった。その言葉に感動した加藤は、「こんなに楽しいことを続けて生きていくことができたら、すごく幸せだろうなと思って。俳優として生きていきたいと思いました。悩んでいた時期だったので、海老蔵さんのさりげないひと言が進路をしぼるきっかけになりましたし、それが留学につながったなと思います」とまっすぐ眼差しで語った。