年俸120円Jリーガー「ダサくても全力」

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日テレNEWS24

年俸120円でチームと契約をしている41歳のJリーガーがいる。なぜ120円でJリーガーになったのか、そこには「ダサくても全力」という彼の人生哲学があった。
J3横浜スポーツ&カルチャークラブの安彦考真選手。今年3月、41歳でJリーグ最年長デビューを果たした。安彦選手は自ら、年俸120円と提案し契約している。
J3にはバイトと掛け持ちしているアマチュア選手もいる。しかし、安彦選手はチームとは別の企業と契約を結び、サッカーだけで生計を立てている。
チームメートの大半は20代前半。安彦選手はフォワードだ。練習では若手選手に競り負けたり、倒されたり、体力の差は隠しきれず、練習後はヘトヘトだ。足首にはテーピングが欠かせない。
安彦選手「どうにもならないですよ」
満身創痍(まんしんそうい)。でも、その姿を見せるためにJリーガーになったのだ。
高校でブラジルへサッカー留学。しかし、プロデビューを目前にケガをして選手への夢は諦めた。安彦選手の人生を変えたのは、通信制高校での出会いだった。講師として生徒たちと関わり心が動かされた。
安彦選手「未来が不安というのは、見え隠れしているんですよ。でも今を必死に生きている彼らを見たときに、僕の背中でしか語れないものに、自分なりに挑戦してみたいと思った」
ダサくても、全力!その姿を見せることが自分の生き方だと、安彦選手はJリーガーに転身した。
安彦選手「一生懸命何かをやっていなければ、ただのダサいやつで終わるんですよ。技術だけがすべてではない、生きざまを出せるJリーガーとしてプレーし続けていきたいと思う」