カードで「話しかけて」、発達障害のカフェ

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日テレNEWS24

「ネッコカフェ」は、発達障害や、同じような症状で、自分もそうかもしれないと悩んでいる人たちが、話を聞いてもらったり、情報交換したりできるカフェです。
自家焙煎(ばいせん)で1杯ずつ丁寧にドリップするコーヒーやオリジナルブレンドのハーブティーなど、こだわりのメニューが提供されます。
ここでは「ひとりでいたいです」というカードを机に置くことができ、静かに本を読んだり、「話しかけてくださいね」のカードで、当事者同士で話をしたりすることができます。
スタッフ「コンサータ(薬の名前)合いますか?」
客「そうですね。若干夜とか、お昼に眠くなくなったりとかするんですけど」
カフェのスタッフも当事者たちです。初めて来店した人には、できるだけ声をかけるようにしているといいます。
スタッフ「どんなところでそう(発達障害)かなって思ってる感じですか?」
客「職場の悩みで…仕事がうまくいかなかったりとか」
カフェの店内では、発達障害に関する書籍を自由に手に取れ、視覚過敏の人のため、照明を和紙で覆うなど過ごしやすい工夫がされています。発達障害と一口にいっても、症状や度合いにより、困難に感じていることは千差万別。自分だけじゃないと知ってほしいと、当事者たちで運営しています。
ネッコカフェ代表・金子さん「自分の気持ちをわかってくれる人がいるっていうだけですごく安心するし、私はそう(発達障害)なのよって普通に言えるような社会になればいいなと思ってやっています」