「若いうちに退職」米で注目の生き方とは?

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日テレNEWS24

「FIRE」とは新しいライフスタイルを指す言葉で、「Financial(経済的に)」「Independence(自立し)」「Retire Early(早期退職する)」の頭文字です。今、アメリカの若い世代を中心に注目され、インターネットでの検索回数はこの数年で10倍に。
ここにいる人々はFIREを目指し、情報交換のため全米から集まっています。すでに夫婦でFIREを果たし、アドバイスをするターニャさん(39)。元は夫のマークさん(42)と共に政治コンサルタントをしていました。
もう1年半以上も仕事をせず、悠々自適に生活を送っています。朝食はその日の予定を話しながらゆっくり過ごします。この日は愛犬の散歩とスキーを楽しみました。
FIREのモデルプランは、まず1年間に必要な生活費を計算、その25年分を貯める事が最初のステップになります。さらに、この預金を投資などで運用し、利益を生活費にあてることで、若くして引退を可能にするのです。
生活費の40年分近くを貯めたという2人は、貯金のため徹底して節約、お金のかからない田舎へ引っ越し、暖房などの光熱費を削減、便利さへの出費をやめました。
ターニャさん「皆がお金を使っていた時も私たちは貯金しました」
贅沢はできませんがお金には代えられないものがあるといいます。
ターニャさん「毎日の予定をだれかに決められるのではなく、自分で選択できるということはとにかく素晴らしいことです」
専門家は「給料の半分を節約する人もいるが、十分な収入がなければ長続きしない」とリスクも指摘しています。