彼女と彼女が描く「新しい家族のかたち」

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日テレNEWS24

「これが私たちの家族です。これまでにない新しい形の家族です」――楠木理紗さんと金山愛海さん。長崎市内で一緒に暮らす女性の同性カップルです。SNSを通じて知り合い、すぐにひかれあった2人。
理紗さん「毎日の連絡するのがワクワクドキドキしている自分の気持ちで気づきますよね。『あっ好きなんやろうな~』って」「ただいま、お帰りと言える相手がいるというそれだけでうれしいなって思うし」
愛海さん「一緒にご飯食べるのも一緒に寝るのも当たり前のことがうれしくて」
日本では同性カップルの結婚は認められていません。一生のこと、両親にだけは受け入れてほしい。
理紗さんの母「“私の育て方のどこがおかしかったのかな”とか、なんか同じ考えがぐるぐるぐるぐる回るんです」
愛海さんの母「私はその時はもう結構ショックで“どうしたらいいの?”みたいに泣いてしまって」「性的指向は違うけど、やっぱり私らにとったらすごい宝物ですから、それを受け止めて守っていかなあかんなと思ったんです」
この日、2人が訪れたのは宝石店。特注で指輪を作りました。次第に強くなっていく…結婚への思い。同性だからと諦めていた結婚式。しかし、2人は両親や友人を招いて結婚式を挙げることにしたのです。
友人たちは、カミングアウトした2人の勇気を受け入れ、温かく祝福してくれました。
理紗さん「2人らしく、そして私たちの家族と共に成長していく姿をどうぞ見ていて下さい」
性的マイノリティーなどのカップルを“結婚に相当する関係”として自治体が公的に認める「パートナーシップ制度」。全国で27自治体が導入していますが、まだ少ないのが現状です。
長崎市が制度の検討を始めて1年あまり。ようやくこの日を迎えました。
女性職員「お互いを人生のパートナーとして、相互に協力し合うことを約束したご関係ということなんですけども、そういうご関係で間違いないということを宣誓されますか?」
2人「宣誓します」