CFOは17歳 未来と会社を変えるために

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日テレNEWS24

東証一部上場のバイオベンチャー企業のCFOに就任したのは17歳の高校生。このCFO、従来のCFOとは全く違ったミッションを抱えている。一体、どんなものなのだろうか?
東証一部上場企業のCFOは17歳。今年8月、都内のバイオベンチャー企業、ユーグレナがCFOの募集を始めた。条件は18歳以下ということだ。一般的にCFOとは最高財務責任者を意味するが、ここでは未来と会社を変えるのを業務とするChief Future Officer、最高未来責任者のこと。若い世代と一緒に環境や健康など、地球の課題と向き合うために設立した役職だ。
全国から500人超の応募があり、CFOに選ばれたのは都内の高校生、小澤杏子さん17歳だ。知的好奇心や部活・課外活動における社会性の高さが評価された。
この日は初めてのミーティング。未来の世界を考え行動するためユーグレナがCFOとともに選んだ8人のサミットメンバーと関心ある課題を共有した。
ユーグレナCFO・小澤さん「年金問題を大きく捉えていて、将来、私たちが大人になった時、どんな年金制度になっているのか、年金はそもそももらえるのか。そういう疑問があってその不安を解消していけたら」
サミットメンバー・檜垣大峯さん「日本が温暖化阻止の行動を、持続的にするようにしたい。具体的にはマイボトルの持参、今日、私、水筒を持ってきました。これはゴミをとても減らします」
任期は1年間。会社でSDGsに関する行動の策定や株主総会やイベントでのプレゼンを担う予定のCFO。未来を生きる当事者として社会通念に忖度(そんたく)せず、世界を変える行動を探っていく。
ユーグレナ・永田暁彦副社長「社会との関わりが少ない子どもたちの方が、都合だとか考えず本当に社会を考える人がいるんだと気付かされた」
ユーグレナCFO・小澤さん「何らかの形で行動することが将来いきると思う。私たちが大人になっても活力の源になると思うので、そういう考えを行動にして行動を形にできることが1年でできたらと思っています」