奈良・金魚の街 金魚すくいの腕磨く道場

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日テレNEWS24

小学生の女の子がポイをテンポ良く使い金魚を2匹ずつすくっていきます。みるみる桶(おけ)がいっぱいに。3分間で49匹の金魚をすくいました。こんな光景もここでは珍しくありません。奈良・大和郡山市にある、金魚すくい道場“こちくや”を取材しました
奈良・大和郡山市。街のあちこちに金魚鉢が設置されていて、自動販売機や喫茶店のテーブルの中でも金魚が泳ぐ、いわずと知れた金魚の街。この金魚の街にある、金魚すくい道場“こちくや”。金魚グッズなど土産物が並ぶ店内。奥に進むと金魚すくいの水槽が。
この日は年末恒例の金魚すくい納めの日。全国各地から約100人が参加。大和郡山市長も激励に訪れました。3分間で何匹すくえるか、1年の練習の成果を披露します。大阪から通う難波兄弟。金魚すくいの全国大会・小中学生の部で何度も優勝経験を持つ実力派。
兄・難波輝大さん「いろいろうまい人から教えてもらったりしていたら、いままでずっと通い続けることになった」
弟・難波大智さん「段々いっぱいすくえるようになっていくことが良かった」
9年間、家族4人で通っている三宅さんファミリー。娘の莉緒さんは全国大会で準優勝する実力を身につけ…。
三宅莉緒さん「関西外国語大学に金魚すくいで合格することができました」
金魚すくいの才能が認められ、第一志望の大学に特技入試で合格。
莉緒さんのお母さん・お父さん「礼儀とかマナーとか、叱ってもらったり遊んでもらったり」「親子げんかがあったりしても、やっぱり週末になったら車に乗って、“こちくやさん”行こうかといったら、うんって言って」
道場主の下村康氏さん。練習する場所をつくるため道場を開きました。門下生の数は415人にのぼります。
下村さん「金魚すくいとは、つながりをつくるネットワーク。金魚が取り持つご縁で、いろいろ話が前に進む」
年が明けて1月12日には、金魚すくい初めを開催します。