横断歩道にうんこが…子どもが学ぶ交通安全

視聴回数1,767,233

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(c) Nippon News Network(NNN)

日テレNEWS24

交通安全教室の教材をよく見てみると、いたるところにうんこのイラストが――このドリルは、うんこ漢字ドリルを制作する文響社と川崎市立日吉小学校のPTAの人たちが一緒に制作しました。
中に書かれているのは、横断歩道を渡ろうとしている小学生。歩道の真ん中にはうんこがあります。問題は、この後どんなことが起こるのかというもので「うんこが顔にとんでくる」「車にぶつかりそうになる」「うんこにすべって転ぶ」という選択肢があります。答えは「車にぶつかりそうになる」です。
文響社・門川さん「信号を待っているこの子の姿を運転席からは見えていないんです。なんでだと思いますか?」
子どもたち「はい、車からだと死角になっているから」「公衆電話で見えないから」
答えを伝えるだけでなく、危険な理由もしっかり伝えます。
問題に出たこの場所は、川崎市内に実際にある危険な場所。PTAの人と危険な場所や事故の多い場所をまわり、それを反映することで子どもたちが危険を理解しやすいようにしています。他にも死角の問題を作る際にはあらゆる角度から検証。運転席に座り、実際に確認してみると――
門川さん「あ?この辺から見えないですね。全然、全然見えないです」
予想以上に広い死角。黄色いカラーコーンは全て死角になる場所です。
川崎市PTA連絡協議会・舘会長「手は見えます」
死角になる場所でも、手をあげれば危険を回避できることなど現場で気がついたことを細かくドリルに反映させ、できた問題がこちら。
運転席から見えないのは何色のうんこかという問題。答えには現場で気がついたこともしっかり書かれています。
舘会長『今回やってみて、興味をもってくれて、勉強してくれた子がたくさんいたということは、やってみてよかったなと思っています』
門川さん「PTAの人と一緒に取り組むことで親の目線が入ってくるというか、姿勢として私たちが変わっていくというところはもちろんですし、交通安全というかたいテーマだからこそユーモアでわかりやすく伝えたいと思っていたことがすごくうまくできたかなと感じました」