団地の空き店舗を図書館に!本つなぐ人の輪

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日テレNEWS24

千葉県柏市の団地の空きスペースに小さな図書館が生まれようとしています。
ボランティアの女性「(この壁に)紙をはって、来た子どもたちに絵を描いてもらう」
ボランティアの男性「いいと思う!」
本が置かれている空き店舗は、コンクリートがむき出しで照明などはありませんでした。ボランティアが本の整理や本棚づくりを行い、少しずつ図書館ができあがっています。児童文学書の整理は、小学生が行いました。高齢化が進み、空き店舗が増えてしまった団地。本で再び活気を取り戻そうと、構想を膨らませています。
本の数は、3000冊を超えます。市内で亡くなった高齢女性が所有していたものでした。小説はもちろん。マンガや絵本、児童文学書もあります。旅行好きだったという女性、海外の本も豊富。本を目当てに子どもたちが集まり、立ち読みする子や座って読みふける子も。無料貸し出しも行っています。
本は当初、処分も検討されていましたが、同じ団地の一角に店を構える“ふれあいカフェ クルトコ”の北田恵子さんが引き取ることを提案しました。“クルトコ”は、こども食堂を行う、コミュニティースポット。本を活用して読み聞かせイベントを開催。北田さんは、本の存在が地域のにぎわいにつながると考えています。現在、寄付金を募っていて、来年の春に図書館の開設を目指しています。
北田さん「なんとかこの地域を活性化させたい。本がつなぐ人との出会いとか、地域と人がつながり、人と人がつながるきっかけになればと思いました」