医療過疎地で活躍“コミュニティナース”

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日テレNEWS24

看護師の荏原優子さんがいるのは、ガソリンスタンド。やってきた人に声をかけ、健康チェックを行います。コミュニティナースは、地域の中で働く看護師。荏原さんは集落支援員として奈良県山添村に籍を置いています。
荏原さんの一日は、ラジオ体操でスタート。終わると新聞配達へ。少しでも住民との接点を持つために行っています。日中は、村内の家を回りますが、他にも高齢者体操に参加したり、寄り合いに顔を出したり。
病院嫌いの人にはその場で血圧を測り、体調をチェック。こうして日常に寄り添うことで、わずかな異変に気づくことができます。病院勤務の看護師と違い、荏原さんは医師の指示を受けての医療行為は行えませんが、体調の変化をいち早く察知し、医療機関への橋渡しを行うことができます。
さらに荏原さんは、若手住民たちと地域活性に向けた活動もしています。村の活性が住民の健康につながる。これもコミュニティナースの活動です。
神奈川県出身の荏原さん。救命救急でスキルを磨き、医療難民のために働きたいと、青年海外協力隊としてバングラデシュで活動。日本でも地域医療に携わりたいとコミュニティナースを募集していた奈良県山添村で働く道を選びました。
高齢化が進む山添村には、一人暮らしの高齢者もいます。中には山道を歩けず、外部との接触がなくなる人もいます。荏原さんの訪問を住民達は心待ちにしています。
荏原さん「孤立っていうものが、病気をつくっていってしまうので、本当に困っている所の――手を差し伸べられるのは、この仕事をさせてもらっていて、一番できる所だなと思います」
看護師の新たなスタイル。現在、約120人のコミュニティナースが全国で活動しています。