北朝鮮“台風報道”に異変 金委員長が叱責

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日テレNEWS24

強い台風が発生したとき日本の報道機関は、何より優先して台風の予報や、被害状況などの災害報道を行う。しかし、北朝鮮の場合は、少々事情が違うようだ。災害報道から北朝鮮のいまが見えてくる。
北朝鮮“台風報道”に異変あり
これまで北朝鮮は、自国の災害について大々的に報じることは、ほとんどなかった。ところが先月7日、北朝鮮の国営テレビでは、映画が流れていたが、突如、放送が中断され…
「我々に甚大な影響を与えると予想される台風13号による…」
始まったのは、台風13号への対策を呼びかける臨時ニュースだ。
15分ほど続いた臨時ニュースが終わり、映画が再開された後も、画面には…
「台風警報です。9月7日9時現在」
と注意を呼びかける字幕が何度も流されていた。その後も、台風が接近することを、予報円などを使って繰り返し放送し、台風通過後の被害についても映像と共に大きく取り上げた。
この異例中の異例ともいえる北朝鮮の災害報道だが、その背景にはやはり金正恩委員長の意向があった。金委員長は台風上陸を前に、緊急会議を招集。次のように叱責したという。
金委員長「党と政府の幹部、中央と地方の活動家が被害の深刻さに気付かず旧態依然とした態度を取っている」
金委員長としては軍を引き締め、被災地に駆けつける軍や党幹部の姿を報じることで、人民の支持や忠誠心を高める狙いがあるとみられる。