買い物弱者を救う移動スーパー 巡回も仕事

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日テレNEWS24

私たち、おばあちゃんたちのコンシェルジュ!移動スーパー“とくし丸”が、近所にスーパーがないおばあちゃんたちを救います。
お客さま「市場みたいなもんや小っちゃいけど」
とくし丸・販売員「次切り落としも持っておいておくわ。あとはバラ」
お客さま「バラにしとこ!」
全国で850万人いるといわれる買い物弱者。このおばあちゃん、家まで100メートルの買い物に2回休憩。足が痛いんです。そんなおばあちゃんの足に“とくし丸”が週2回伺います。
仕組みは、商品は地元のスーパーから提供してもらい、それをとくし丸が販売につなげます。お手伝いも喜んでいたします!
商品を届けるのはトラックを300万円で購入した個人事業主の販売員です。元サラリーマンの織原元広さん。接客は不慣れですが、地道にやります。雨の日も、風の日も、生鮮食品を届け、その積み重ねで…。
お客さま「ここ(財布)から(お金)取って」
いまでは財布も任されるようになりました。
元サラリーマン販売員・織原さん「気つけて!」
ごひいきの多くは一人暮らし。見守りも重要な仕事です。巡回リストには「90歳 顔を見るだけ」とあります。地域に安心も届けています。
(株)とくし丸・住友達也社長「要りませんか?買いませんか?どうですか?っていう言い方は、おばあちゃん相手にはもうやめた方がいい。無駄な買い物はさせない」
そんな社長がこの日、向かったのは原発の事故でふるさとを追われた人たちが住む仮設住宅。市の中心部までは週に3日、1日6本の循環バスだけ。
住友社長「移動スーパーっていうのやってましてね。こういう小さなかわいらしい軽トラックなんです」
住人「こういうので来るんだここも」「楽しいんだわ、買い物は一番」
住人「そうですね。買い物してる時が一番楽しいですよね」
困っているおばあちゃんのもとへ。私たちおばあちゃんコンシェルジュですから。
※2014年7月、四国放送で制作したものをリメイク