すごろくで楽しく認知症対策 水戸市開発

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日テレNEWS24

茨城県水戸市は、認知症について、楽しみながら学べる「すごろく」を作った。どのような「すごろく」なのだろうか?
茨城県水戸市で開発された“認知症456(すごろく)”。主人公は水戸認太郎。薬を飲み忘れたり、食事をしたことを忘れたり、すごろくが進むにつれて、認太郎の認知症が進行する。
途中には、予防法のマスがあり、体操のマスに当たると、みんなで屈伸体操を行う。じゃんけんのマスでは、後出しジャンケンで脳のトレーニングをする。
悲観的に難しく捉えられがちな認知症について、楽しみながら学んでもらおうと、水戸市や、市の福祉団体が共同で開発した。福祉団体の職員が同席して、内容をその場で補足説明する。困った時の相談先や支援制度を知ることもできる。
参加者からは「内容的には意外と難しいけど、すごろくなのでとても楽しくできた」「すごくわかりやすくてよかった」という声が聞かれた。
水戸市は、定期的に体験会を開催していて、これまでに“認知症456”を体験した市民は1000人以上になる。全国の自治体から問い合わせがあり、認知症対策に効果的な取り組みとして広がりをみせている。
水戸市東部高齢者支援センター 塙のぞみセンター長「楽しく遊んでもらって、相談先とか予防法とか、わかってもらえば認知症になっても、慌てなくてもすむように日本中で使ってもらいたい」