ぬか漬けをおいしく!ヌカボットの可能性

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日テレNEWS24

「そろそろかき混ぜたら?」――おいしいぬか漬けが作れるように、会話で教えてくれるぬか床、名前はヌカボットです。
ヌカボット「寒くて風邪ひきそう、あったかくして」
昔から愛されてきたぬか漬け。そのおいしさに魅了され、ヌカボットを作ったのは、早稲田大学のドミニク・チェン准教授です。
ドミニクさん「おいしいぬか漬けとの出会いは、50年ものの(ぬか床で漬けた)ぬか漬けを食べた時に、こんなおいしいぬか漬けってあるんだって、衝撃が走った」
ぬか床の中には様々な微生物がいるので、その変化は複雑。ぬか床の状態で味は変わってしまいます。
ドミニクさん「元気ですか?」
ヌカボット「ちょっとデータ見るから待ってて」
ヌカボットは、温度や塩分など、様々なデータを測定して、ぬか床の状態を監視。足りないものや、手入れのタイミングを教えてくれます。
ヌカボット「混ぜてくれないと腐っちゃうよ!」「今ボクはぬか漬け状態、いま野菜を漬けたらおいしいよ~」
各家庭で味が違うのも、ぬか漬けの魅力。ヌカボットに味の感想を伝えると、好みを学習し、カスタマイズされていきます。今後はヌカボットが、適した環境を求めて自分で動く機能を加える予定です。
ドミニクさん「目の前で動いちゃっていたら、この子の世話をしないといけないというふうに、感情移入が強まるのではということを期待している所があって。そうすると、よりおいしいぬか床を誰でも作れるようになる、その確率が高くなると考えています」