“最期までアイドル”がんと闘った夏鈴さん

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日テレNEWS24

「夏鈴、寿命削ってやってるよ」「(Q:何のため?)ファンと約束したから」――アイドルの丸山夏鈴さんは、がんと闘いながら活動を続けてきました。
夏鈴さんは小学2年生で脳腫瘍を発症。高校の頃、アイドルになりたいという夢を抱きます。
卒業生代表として読んだ答辞「成功の反対は失敗ではなく挑戦しないことです」
これまで受けた脳腫瘍の手術は計7回。“でも夢は諦めない”夏鈴さんの挑戦が始まりました。
デビュー曲は「Eternal Summer(永遠の夏)」。歌詞には夏鈴さんがSNSで発信してきた特別な思いがありました。
夏鈴さんのライブ「あなたが思うほどきっと弱くはないことを知っていて欲しい♪」
しかし、脳腫瘍が肺に転移、手術はできないと告げられました。
夏鈴さん「やれるうちにやっときたいと思って。どんどん調子悪くなるかなって思って」
病状が進行する中、5か月ぶりの復帰ライブとCDデビューが決まります。肺への転移後、初めてのライブ。大事を取り、酸素チューブを付けてステージへ。
夏鈴さん「今の状態でできるか不安だったんですけど、成功ですか?」
ファンたち「大成功!(拍手)」
デビューCDの発売日。ふるさとでミニライブを開きました。ファンの前では酸素チューブを付けずに歌いたい。だってアイドルだから…
病床の夏鈴さん「東京でイベントがやりたいです」「やりたい、やりたい、やりたい」
そんな夏鈴さんの願いを叶えようと東京でのライブが用意されました。
夏鈴さん「若干歌いづらくなっててショックでした」「何でかりんばっかり?って、泣いてしまいました、車の中で」
その時の様子が残されていました…
夏鈴さん「なんで夏鈴ばっかりなの?死にたくない…」
ファンのもとへ必ず戻る。彼女はネットで語り続けます。
夏鈴さん「活動再開できるように頑張りたいなって思います」「薬のせいで眠いです。じゃあ、さようなら、バイバイ」
この翌日の2015年5月22日に21歳で永眠。挑戦を続けた丸山夏鈴さん、最期までアイドルでした。