歌舞伎町を走る「新宿タイガー」の人生哲学

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日テレNEWS24

歌舞伎町の名物新聞配達員、その名も「新宿タイガー」。虎のお面に派手な衣装で45年以上、新聞を配り続ける彼の人生哲学に迫る。
ド派手な衣装の“新宿タイガー”は超ベテラン新聞配達員。45年も“虎”でいる理由は新宿を元気にするためだ。ピンクのアフロに虎のお面、大量のぬいぐるみを身にまとい新聞配達をするのは新宿に住む原田吉郎さん(71)。
原田さん「素顔はこんな顔をしている」
“新宿タイガー”として、新宿3丁目エリアを中心に毎日、朝夕の新聞配達をしている。
原田さんが“虎”になる決意をしたのは、24歳のときだ。お祭りの出店で売られていた虎のお面に運命を感じ30枚購入した。今も修理しながら大事に使っている。
原田さん「虎はひたすら真っすぐ、何があってもめげない。威風堂々、密林の王者だからね」
しかし最初は街行く人からコーラの瓶で殴られ負傷したこともあった。それでも自分の決めた道を45年間やり抜いてきた。
新聞を配達されて10年の男性「会うと、今でもたまに安心します。今日もいるなって」
新宿在住歴7年の女性「会うと子ども心に帰るというのもあるし、うれしくなります」
新宿タイガーとして新聞配達をする。ひとつのことを愚直にやり続けることで街になくてはならない存在になった。
原田さん「信念をもって自分の道を歩んでいくと相手がそれを認めてくれる。絶対やめなかったから今の自分があるんです」