親から子へ「きのこ本棚」のある植物園

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日テレNEWS24

きのこのオブジェに近づき、扉を開くと、本がいっぱい。これはブックスタンドです。設置されているのは京都府立植物園。子どもたちに木が多い場所にはきのこが生えると、伝えるためにこの形になりました。
遊びに来た子どもたちが扉を開いて、お気に入りの一冊を見つけます。お母さんやお父さんと一緒に読む子もいれば、その場で読み聞かせが始まることも。
子どもだけでなく、大人も読書。きのこ文庫が建てられたのは1985年。今では、4体のブックスタンドに3000冊の本が収められています。ほとんどが寄付によるものです。子どもたちの探究心を育って欲しいと植物園には本が届けられます。
未就学児でも親しめる絵本、自然科学の本、地図など学習用の本、高学年向けの図書…初めは童話を読んでいた子が、自然に植物や動物に興味を持てるようにと、成長過程に合わせて、本の種類をそろえています。この場所で育った子が、親になり、自分の子を連れて来園することもあります。
植物園利用者「ずっと子どもの頃から利用してました。子どもの頃は読む側で、今度は読んであげる側に」
植物園は中学生以下は入園無料。京都の子育て応援パスポートを使えば、大人も無料です。多くの親子連れが、きのこ文庫を訪れます。
京都府立動物園・小川さん「きのこ型の本棚は、知識をずっと蓄え、いろんな所にわけあたえていく1つの知識の泉になってる気がする」