非常食がフランス料理に!廃棄の心配を払拭

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日テレNEWS24

同志社大学の学生が、大学近くの住民を集めて食事会を開催しました。集まったのは40人、ほとんどの人が非常食を備蓄していません。理由は、賞味期限が切れ、食べきれずに廃棄してしまうためです。
そこで、学生たちが考えたのが「非常洋食ランチ」。地域住民が集まって非常食を食べる食事会を定期的に開き、非常食を使用した分を補充する機会を作ることで、備蓄する習慣を復活させたいと考えました。
今回のメニューは…サバ缶を生ハムで包んでパン粉をつけてあげたサバ缶フライ、アルファ化米をチーズと牛乳で炊き、特製ソースと混ぜて、チーズをトッピングしたリゾット。さらに、乾パンやクッキーは、紅茶とクリームチーズを混ぜてデザート感覚で食べるフロマージュブラン風に。
缶入りソフトパンを輪切りにし、バターをのせてオーブンで焼いて、フロマージュブランをのせ、ハチミツをトッピング。レシピは、兵庫県西宮市で洋食店を営む大谷さんが考案しました。
大谷さん「阪神・淡路大震災から数十年経ちますので、無理やり食べたり、捨てたりしているうちに、罪悪感が勝ってしまって、買わなくなってしまった方も多いと聞いています」
住民たち「おいしい!」「これ、ご飯がすすみます」
味だけでなく、見た目の美しさに思わず写真を撮る人も。大谷さんの店では非常食を持ち込むと、洋食にアレンジするサービスを行っています。
同志社大学・村重彩夏さん「みなさん一堂に会して食事することで、備蓄する機会につながると思うので良いかと思います」